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        <title>Blue sky label</title>
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        <title>Yung Site logo</title>
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        <title>J.S.バッハ：管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067(J.S.Bach:Orchestral Suite No.2 in B minor, BWV 1067)&gt;&gt;&gt;クルト・レーデル指揮:(Fl)クルト・レーデル ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 1962年2月録音(Kurt Redel:(Fl)Kurt Redel The Pro Arte Chamber Orchstra of Munich Recorded on February, 1962)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5933</link>
        <description>&lt;h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲と双璧をなすバッハの代表的なオーケストラ作品&lt;/h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲はヴィヴァルディに代表されるイタリア風の協奏曲に影響されながらも、そこにドイツ的なポリフォニーの技術が巧みに融合された作品であるとするならば、管弦楽組曲は、フランスの宮廷作曲家リュリを始祖とする「フランス風序曲」に、ドイツの伝統的な舞踏音楽を融合させたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことは、ともすれば虚飾に陥りがちな宮廷音楽に民衆の中で発展してきた舞踏音楽を取り入れることで新たな生命力をそそぎ込み、同時に民衆レベルの舞踏音楽にも芸術的洗練をもたらしました。&lt;br /&gt;
同様に、ブランデンブルグ協奏曲においても、ともすればワンパターンに陥りがちなイタリア風の協奏曲に、様々な楽器編成と精緻きわまるポリフォニーの技術を駆使することで驚くべき多様性をもたらしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヨーロッパにおける様々な音楽潮流がバッハという一人の人間のもとに流れ込み、そこで新たな生命力と形式を付加されて再び外へ流れ出していく様を、この二つのオーケストラ作品は私たちにハッキリと見せてくれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、自筆のスコアが残っているブランデンブルグ協奏曲に対して、この管弦楽組曲の方は全て失われているため、どういう目的で作曲されたのかも、いつ頃作曲されたのかも明確なことは分かっていません。&lt;br /&gt;
それどころか、本当にバッハの作品なのか？という疑問が提出されたりもしてバッハ全集においてもいささか混乱が見られます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
疑問が提出されているのは、第1番と第5番ですが、新バッハ全集では、1番は疑いもなくバッハの作品、5番は他人の作品と断定し、今日ではバッハの管弦楽組曲といえば1番から4番までの4曲ということになっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	荘厳で華麗な典型的なフランス風序曲に続いて、この上もなく躍動的な舞曲が続きます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	パセティックな雰囲気が支配する序曲と、フルート協奏曲といっていいような後半部分から成り立ちます。終曲は「冗談」という標題が示すように民衆のバカ騒ぎを思わせる底抜けの明るさで作品を閉じます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	この序曲に「着飾った人々の行列が広い階段を下りてくる姿が目に浮かぶようだ」と語ったのがゲーテです。また、第2曲の「エア」はバッハの全作品の中でも最も有名なものの一つでしょう。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	序曲はトランペットのファンファーレで開始されます。後半部分は弦楽合奏をバックに木管群が自由に掛け合いをするような、コンチェルト・グロッソのような形式を持っています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;J.S.バッハ：管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;序曲 (Ouverture)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス風序曲の定型（緩―急―緩）に忠実な、全曲中で最も規模の大きい楽章です&lt;br /&gt;
	。付点リズム（タッ、タ風の跳ねるリズム）を用いた、重厚で威厳のある宮廷風の音楽です。&lt;br /&gt;
	フルートと第1ヴァイオリンを中心に、軽快なフーガ（追いかけっこ）が展開されます。フルートの流れるようなソロが目立ち、協奏曲のような華やかさを見せます再び冒頭の重々しい付点リズムに戻り、格式高く締めくくります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ロンドー (Rondeau)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「ロンド形式」を取り入れた、親しみやすく優雅なフランス風舞曲です。A-B-A-C-A のように、主要なテーマ（A）の間に異なるエピソード（BやC）が挟まれます。&lt;br /&gt;
	快活ながらも哀愁を帯びた、ロ短調ならではの美しいメロディが何度も繰り返されるため、耳に残りやすい楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;サラバンド (Sarabande)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	スペイン起源の、3拍子によるゆったりとした厳かな舞曲です。2拍目にアクセントが置かれる独特のリズムを持っています。&lt;br /&gt;
	バッハ得意の「カノン（模倣技法）」が使われており、高音（フルートと第1ヴァイオリン）が奏でる旋律を、1拍遅れて低音（通奏低音）がそっくりそのまま追いかけて演奏します。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ブーレ I / II (Bourree I / II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス起源の、2拍子（4分の2拍子）による快活で力強い舞曲です。&lt;br /&gt;
	全合奏でハキハキとした推進力のあるテーマが演奏されます。対照的に、弦楽器が伴奏を止め、フルートが弦の低音だけをバックに寂しげで美しいソロを奏でます。&lt;br /&gt;
	ブーレI → ブーレII → 再びブーレI、という順で演奏されます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ポロネーズ (Polonaise) &amp; ドゥブル (Double)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ポーランドの宮廷行列に由来する、独特の節回しを持った3拍子の舞曲です。&lt;br /&gt;
	弦楽器の刻むリズムに乗って、フルートと第1ヴァイオリンが堂々とした気品あるテーマを歌います。&lt;br /&gt;
	低音（チェロなど）がポロネーズのテーマを演奏する裏で、フルートが目の覚めるような細かく華やかな変奏（装飾フレーズ）を即興的に吹き荒らします。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;メヌエット (Menuet)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ルイ14世の宮廷で大流行した、もっとも有名な3拍子の宮廷舞曲です。&lt;br /&gt;
	非常にシンプルで無駄のない美しさを持っており、気品と哀愁が漂います。次の爆発的な終曲（バディネリ）に向けて、心を落ち着かせる嵐の前の静けさのような役割も果たしています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;バディネリ (Badinerie)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「冗談」「いたずら」「おしゃべり」を意味する、2拍子の超有名曲です。&lt;br /&gt;
	弦楽器の刻む軽快なリズムの上で、フルートが最初から最後まで1拍も休むことなく、激しい跳躍や細かなパッセージを演奏し続けます。&lt;br /&gt;
	息を継ぐ暇もないほどの圧倒的なスピード感と、フルート奏者の超絶技巧（タンギングなど）が爽快な疾走感を生み出し、組曲のフィナーレを最高潮に盛り上げます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>サンティーノ・ガルシ:リュート曲集(Santino Garsi:Pieces For Lute)&gt;&gt;&gt;(Lute)ヴァルター・ゲルヴィッヒ:1953年4月7日~8日録音(Walter Gerwig:Recorded on April 7-8, 1953)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5932</link>
        <description>&lt;h3&gt;バロック期への橋渡し&lt;/h3&gt;サンティーノ・ガルシは、16世紀末から17世紀初頭のイタリア・ルネサンス後期（後期ルネサンスから初期バロックへの過渡期）を代表する高名なリュート奏者、および作曲家です。 &lt;br /&gt;
ガルシの生涯は、北イタリアの強力な領主であったファルネーゼ家（パルマ公国）の宮廷を中心に展開しました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼の音楽史における最大の業績は、ルネサンス期の複雑な多声法（ポリフォニー）から、メロディを重視するバロック期への橋渡しをしたことにあります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
彼は、当時パルマの宮廷で踊られていた貴族たちのダンス音楽を、芸術性の高いリュート曲へと昇華させました。&lt;br /&gt;
内声を複雑に絡ませる従来のスタイルではなく、「最上声部の明確で美しいメロディ」と「躍動感のある低音のリズム」を際立たせる手法を取り入れました。&lt;br /&gt;
これは後のバロック音楽を先取りするものでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ガルシ自身は生前に印刷譜として曲集を出版しませんでした。&lt;br /&gt;
しかし、彼の楽曲は他の音楽家たちによって書き写され、現代まで語り継がれることになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とりわけ、近代イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギが彼の作品を引用したことで多くの人に知られるようになりました。 &lt;br /&gt;
レスピーギは、ガルシの手稿譜から「ガリアルダ・マンフレディーナ（Gagliarda Manfredina）」などの旋律を巧みに取り入れて、「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」の「シチリアーナ」を完成させました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;リュート曲集（Pieces for Lute）&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Aria Del Gran Duca（大公のアリア）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	当時ヨーロッパ中で大流行したエミリオ・デ・カヴァリエーリ作曲の「大公の舞踏（Ballo del Gran Duca）」の旋律を、ガルシがリュート用に精緻にアレンジした作品です。華やかで宮廷的な気品に満ちています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Corenta（コレンタ）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス発祥の軽快な3拍子の舞曲「クーラント（Courante）」のイタリア版。&lt;br /&gt;
	ガルシらしい、流れるように走る最上声部の美しいメロディラインと、リズミカルな低音の掛け合いが心地よい小品です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Balletto（バッレット）&lt;/strong&gt;宮廷の	ダンス・イベントの入場や社交のために書かれた、スクエアで非常に端正な2拍子の舞曲です。&lt;br /&gt;
	ゲルヴィッヒの録音などでは「Balletto I - II - I」という三部形式の構成で演奏されます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;La Cesarina（ラ・チェザリーナ）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	特定の人物（チェザリーナという名の女性、あるいはチェーザレ家にちなんだ人物）に捧げられたとされるカンツォーナ風の楽曲。&lt;br /&gt;
	歌うような愛らしさと切なさを併せ持つ、ガルシの旋律美が際立つ1曲です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Gagliarda Manfredina（ガリアルダ・マンフレディーナ）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ガルシの最も重要な作品です。3拍子の躍動的な跳躍舞曲（ガリアルダ）です。&lt;br /&gt;
	どこか哀愁を帯びたメロディは、近代イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギの耳に留まり、組曲「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」の有名な「シチリアーナ」としてオーケストラ用に編曲されました。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Ballo Del Serenissimo Duca Di Parma（パルマ公爵の舞踏）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ガルシが終生仕えたパルマ公国の君主、ラヌッチョ1世・ファルネーゼ大公に献呈された御前舞曲です。&lt;br /&gt;
	君主の威厳とパルマ宮廷の栄華を象徴するような、堂々とした風格のあるリズムが特徴です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;La Mutia（ラ・ムティア）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「静かな、物言わぬ」といったニュアンスを持つタイトル通り、アルバムの中でも一際繊細で内省的な美しさを持つ小品。&lt;br /&gt;
	音数が抑えられており、リュートという楽器が持つ独特の「静寂の響き」が最も美しく映える曲です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Le Ne Mente Per La Gola（喉元まで嘘をつけ/嘘つきめ！&lt;/strong&gt;）&lt;br /&gt;
	タイトル（フランス語混じりの当時の俗語表現）からも分かる通り、宮廷の演劇や世俗的な流行歌、あるいはちょっとした風刺劇の音楽からインスピレーションを得て作られたと考えられているユニークな楽曲です。&lt;br /&gt;
	他の優雅な舞曲とは異なり、少しドラマチックで、当時の生々しい宮廷文化の空気を感じさせます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>オーランド・ギボンズ:幻想曲(Gibbons:Fantasies)&gt;&gt;&gt;スコラ・カントゥルム・バジリエンシス・ヴィオール属合奏団:1954年4月29日~5月3日録音(Gambenconsortder Schola Cantorum Basiliensis:Recorded on April 29-May 3,1954)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5931</link>
        <description>&lt;h3&gt;声楽から完全に自立した「純器楽」&lt;/h3&gt;オーランド・ギボンズ（Orlando Gibbons, 1583~1625）は、エリザベス朝からジェームズ1世期にかけて活躍したイギリス・ルネサンス音楽を代表する一人です。&lt;br /&gt;
ウィリアム・バード（William Byrd）やジョン・ブル（John Bull）とともに「ヴァージナリスト派（Virginalists）」の最高峰に数えられ、教会声楽・鍵盤音楽・コンソート（合奏曲）のあらゆる領域で作品を残しました。&lt;br /&gt;
ちなみに、ヴァージナリスト派とは、16世紀後半から17世紀初頭（エリザベス1世からジェームズ1世の時代）にかけて、イングランドで活躍した鍵盤作曲家・演奏家の一群のことだそうです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ギボンズは同時代人からは「当時の英国で最も優れたオルガニストかつ作曲家」と評され、41歳という若さで急逝するまでチャペル・ロイヤル（王室礼拝堂）のオルガニストやウェストミンスター寺院のオルガニストといった音楽職の最高峰を歴任しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ギボンズのファンタジアは、主にヴィオール・コンソート（弦楽合奏）のために書かれた作品と、鍵盤楽器（ヴァージナル、オルガン）のために書かれた作品の2つの軸から成り立っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当時のイギリス貴族や裕福な市民階級の家庭では、ヴィオラ・ダ・ガンバ（Viola da Gamba）のアンサンブル（コンソート）を楽しむ文化が深く浸透していました。&lt;br /&gt;
高音域を担う「トレブル・ヴィオール（Treble Viol）」、中音域の「テナー・ヴィオール（Tenor Viol）」、低音域の「バス・ヴィオール（Bass Viol）」という同族楽器のセットで構成されます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
モダン・ヴァイオリン族（ヴァイオリン、チェロ等）に比べてフレットを持ち、弓の張力が緩やかなため、音の立ち上がりが柔らかく、「各パートの声部（ライン）が混ざり合わずにくっきりと聴こえる」という対位法的透明性を持っています。&lt;br /&gt;
声楽から完全に自立した「純器楽」としての完成度、そして当時の対位法技法の技がここに集約されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;3声のファンタジア 第1番（Fantasia I a 3）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	楽器編成：トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール&lt;br /&gt;
	非常に内省的で静かな主題から始まる、厳格な対位法で書かれた作品です。ヴェンツィンガーたちの演奏では、各声部の対位法の絡み合いがまるで3人の会話のように親密に、かつ美しく響きます。&lt;br /&gt;
	ギボンズらしい、憂いを帯びた和声の美しさが際立つ演奏です。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;4声のファンタジア（Fantasia a 4）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	楽器編成：トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール2、バス・ヴィオール&lt;br /&gt;
	3声よりも響きに厚みと複雑さが増した、非常に構築美に優れたファンタジアです。&lt;br /&gt;
	4つの声部が次々とテーマを模倣し合いながら頂点へ向かう前半の壮大なポリフォニーと、中盤以降に現れるダイナミックなリズムのコントラストを、ヴェンツィンガーは非常にクリアな統率で描き出しています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;3声のファンタジア 第2番（Fantasia II a 3&lt;/strong&gt;）&lt;br /&gt;
	楽器編成：トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール&lt;br /&gt;
	第1番に比べて、ややリズミカルで軽快な展開を見せる曲です。&lt;br /&gt;
	後半のセクションでは、ダンス音楽を思わせる弾むようなリズムと、声部同士の速い掛け合いが登場します。&lt;br /&gt;
	合奏団の当時の古楽器特有の、素朴でありながらも活き活きとした推進力を味わうことができます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;5声のイン・ノミネ 第2番（&quot;In Nomine&quot; a 5）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ギボンズのイン・ノミネの中で最も有名で、最もドラマチックな楽曲です。現代でも金管アンサンブルなどに編曲されて頻繁に演奏される人気曲です。&lt;br /&gt;
	定旋律が流れる中、他の楽器が非常に美しく、万華鏡のように色彩が移り変わる緩やかなポリフォニーを形作ります。&lt;br /&gt;
	一転して音楽が有機的に細分化され、凄まじいスピードの超絶技巧（ディヴィジョン／変奏パッセージ）へと突入します。&lt;br /&gt;
	楽器同士が火花を散らすような掛け合いを行い、圧倒的な推進力を持ってクライマックスへとなだれ込みます。 &lt;br /&gt;
	&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>シューマン：アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70(Schumann:Adagio and Allegro, Op.70)&gt;&gt;&gt;(Hr)デニス・ブレイン:(P)ジェラルド・ムーア 1952年録音(Dennis Brain:(P)Gerald Moore Recorded on 1952)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5930</link>
        <description>&lt;h3&gt;シューマンの二面性が見事に表現されている&lt;/h3&gt;この曲が書かれた1849年は、ヨーロッパ中で革命の嵐が吹き荒れた激動の年でした。シューマンが住んでいたドレスデンでも5月に大規模な民衆暴動が勃発します。&lt;br /&gt;
精神的に繊細だったシューマンは、暴力や騒乱を極度に恐れ、妻のクララや子供たちを連れて、ドレスデン近郊の静かな田舎町マクセンへと命からがら避難します。&lt;br /&gt;
皮肉なことに、このような混乱と恐怖がシューマンの創作意欲を異常なまでに刺激しました。&lt;br /&gt;
彼は「外部の世界の恐ろしさから身を守るために、ひたすら音楽に没頭した」と語っています。この年は彼の人生で最も多くの名曲が生まれた「奇跡の年（豊作の年）」となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この「アダージョとアレグロ」はドレスデンで革命の緊張が高まりつつあった2月11日から14日までの、わずか4日間で一気に書き上げられました。&lt;br /&gt;
この時期のシューマンは、インスピレーションが湧くと寝食を忘れて没頭する傾向があり、本作もその熱狂の中で一気に生み出されたのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
19世紀半ばのヨーロッパでは、市民階級の間で「自宅の居間で家族や友人と音楽を楽しむ文化」が全盛期を迎えていました。&lt;br /&gt;
一般の音楽愛好家は自宅で演奏できる、質が高く親しみやすい「ピアノ＋独奏楽器」のための小品を求めていました。&lt;br /&gt;
この需要に応えるため、シューマンは本作をホルンだけでなく、チェロやヴァイオリンでも演奏できるように代奏譜を最初から用意して出版しました。これが功を奏し、楽譜は非常によく売れ、シューマン家の重要な収入源となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
技術的なきっかけとして、当時ドレスデンの宮廷オーケストラなどで普及し始めていた新型の「バルブ付きホルン」の存在があります。それまでのホルン（ナチュラル・ホルン）では演奏不可能だった、自由な転調や滑らかな半音階（のちの楽章詳細で触れた特徴）が可能になったことを知り、シューマンはそのポテンシャルに魅了されました。「この新しい楽器なら、自分のロマン派的な内省も情熱もすべて表現できる」と確信し、ホルンのための本格的なレパートリーとして作曲を決意したのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この楽曲は、 内向的で瞑想的な「オイゼビウス」と外向的で情熱的な「フロレスタン」というシューマンの二面性が見事に表現された2つの部分から構成されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;アダージョ（Langsam, mit innigem Ausdruck）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ピアノの静かで深い和音の導入に続き、主奏楽器が息の長い、極めて美しいメロディを歌い始めます。&lt;br /&gt;
	ピアノは単なる伴奏ではなく、独奏楽器と絶え間なくポリフォニック（多声的）に絡み合い、愛の対話を交わすように進みます。&lt;br /&gt;
	途中で明確な休止を挟むことなく、フレーズが次のフレーズへと溶け込んでいくような「有機的なつながり」を持っています。&lt;br /&gt;
	シューマンの静的なキャラクターである「オイゼビウス」の気質が色濃く出ており、深い瞑想の中に、時折胸を締め付けるような切ない転調が散りばめられています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;アレグロ（Rasch und feurig）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	アダージョの静寂を破り、シューマンの情熱的なキャラクターである「フロレスタン」が前面に躍り出ます。&lt;br /&gt;
	付点リズムを多用した、雄々しく、勝利を確信するような力強いテーマで始まります。ホルン（あるいはチェロ）にとって、非常に激しい音符の跳躍、俊敏なタンギング、そして高音域から低音域までの素早い移動が要求され、バルブ楽器の機動性をフルに活用します。&lt;br /&gt;
	テンポが少し落ち着き、木管的な優しいエピソードや、第1部「アダージョ」の回想を思わせる、甘美でどこか懐かしいメロディが顔を覗かせます。&lt;br /&gt;
	そ</description>
    </item>
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        <title>C.P.E. バッハ:フルート・ソナタ ト短調, H.542.5(C.P.E.Bach:Flute Sonata in G minor, H.542.5)&gt;&gt;&gt;(Fl)オーレル・ニコレ (Harpsichord)カール・リヒター 1963年6月12日~15日録音(Aurele Nicolet(Harpsichord)Karl Richter Recorded on June 12-15,1963)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5929</link>
        <description>&lt;h3&gt;「多感様式」や「ギャラント様式」の先駆け&lt;/h3&gt;この楽曲は、父であるJ.S. バッハの作品として長年親しまれてきました。ですから「BWV 1020」という番号も割り振られていました。&lt;br /&gt;
しかし、近年の研究によると次男であるC.P.E. バッハの作品、もしくは彼が深く関わった作品である可能性が極めて高いとされています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
バロック音楽から古典派音楽への過渡期に位置する「多感様式」や「ギャラント様式」の先駆け的な特徴を持っています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「多感様式」とはあまり聞きなれない用語ですが、厳格なルールに基づき、1つの楽章で1つの感情を一貫して描いた父のバロック音楽への反発として生まれ、「人間の心の本音や、移ろいやすい繊細な感情をそのまま音楽に表現する」ことを目指したものです。&lt;br /&gt;
C.P.E. バッハはその著書「クラヴィーア奏法試論」の中で、多感様式の本質を表す名言を残しています。&lt;br /&gt;
「音楽家が聴衆の感情を動かすには、自分自身も感情を動かされなければならない」&lt;br /&gt;
彼は演奏中、実際に涙を流したり、取り憑かれたような表情で鍵盤に向かったりしたと伝えられており、楽譜に書かれた音符を超えた「魂の叫び」を音楽に求めたと伝えられています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この作品の第2楽章で、フルートが細かく揺れ動くような、切なく抒情的なメロディを歌うのは、まさにこの「多感様式」の美学が色濃く反映されているからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章;Allegro&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	緊迫感のあるト短調の主和音から始まる、引き締まった表情を持つ楽章です。&lt;br /&gt;
	チェンバロの右手によって提示される、キレのある明快なテーマが特徴です。&lt;br /&gt;
	フルートがチェンバロのテーマを引き継ぎ、2つの楽器が追いかけ合うように緻密な対位法を展開します。&lt;br /&gt;
	父の厳格なバロック様式に比べ、旋律の区切りがはっきりしており、前古典派（ギャラント様式）特有の軽やかさと明快さが随所に現れます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章:Adagio&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	全楽章の中で最も有名であり、独立して演奏されることも多い極めて美しい緩端楽章です。&lt;br /&gt;
	同主調の平行調にあたる変ホ長調で書かれ、フルートが息の長い、優美で切ないメロディを歌い上げます。&lt;br /&gt;
	C.P.E. バッハが確立した、人間の移ろいやすい感情を繊細に表現する「多感様式（Empfindsamer Stil）」の典型です。&lt;br /&gt;
	チェンバロは一歩下がり、フルートの歌を優しく支える拍子を刻む役割に徹することで、フルートの抒情性を最大限に引き立てます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章:Allegro&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	再びト短調に戻り、16分音符が駆け抜ける快速でリズミカルなフィナーレです。&lt;br /&gt;
	3/8拍子の軽快なリズムに乗り、フルートとチェンバロが激しく火花を散らします。前半と後半の2部構成で、細かなパッセージやトリルが連続する華やかな技巧が要求されます。&lt;br /&gt;
	短調特有の哀愁を帯びた疾走感のまま、最後は潔く力強い和音で全曲を締めくくります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ニ長調, OP.7 No.6(Albinoni:Oboe Concerto in D major, Op.7 No.6)&gt;&gt;&gt;レナート・ファッサーノ指揮:(Ob)レナート・ザンフィーニ ローマ合奏団 1958年発行(Renato Fasano:(Ob)Renato Zanfini Virtuosi Di Roma Published in 1958)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5928</link>
        <description>&lt;h3&gt;歌うような表現力を最大限に引き出した&lt;/h3&gt;アルビノーニは、イタリアで最初にオーボエのための協奏曲を出版した作曲家の一人として知られています。&lt;br /&gt;
当時、まだ新しい楽器だったオーボエの持つ「歌うような表現力」を最大限に引き出しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「12の5声の協奏曲集 作品7」（1715年出版）は「ソロ・オーボエのための協奏曲」が3曲、「2本のオーボエのための協奏曲」が4曲、計7曲のオーボエ協奏曲が含まれています。&lt;br /&gt;
また、作品7は、「弦楽（ヴァイオリン）協奏曲」→「2本のオーボエ協奏曲」→「独奏オーボエ協奏曲」という3曲1セットのサイクルが4回繰り返される規則的な構成になっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全12曲の構成をリスト化すると以下のようになります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第1群：No.1 (弦楽) / No.2 (2本オーボエ) / No.3 (独奏オーボエ)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第2群：No.4 (弦楽) / No.5 (2本オーボエ) / No.6 (独奏オーボエ）&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第3群：No.7 (弦楽) / No.8 (2本オーボエ) / No.9 (独奏オーボエ)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第4群：No.10 (弦楽) / No.11 (2本オーボエ) / No.12 (独奏オーボエ)&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アルビノーニは、この作品7の成功を受けて、1722年にさらに洗練された「12の協奏曲集 作品9」を出版することになります。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;オーボエ協奏曲 ニ長調, OP.7 No.6&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章:Allegro（アレグロ）調性: ニ長調拍子: 4/4拍子&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	輝かしく開放的なニ長調の響きで始まる、躍動感に満ちた楽章です。&lt;br /&gt;
	弦楽合奏による快活な主題（リトルネッロ）で幕を開けます。独奏オーボエが登場すると、細かく軽快な16分音符のパッセージを華やかに演奏します。&lt;br /&gt;
	オーボエのテクニカルなソロと、オーケストラの掛け合いが心地よい緊張感を生み出します。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章:Adagio（アダージョ）調性: ロ短調（または関係調）拍子: 3/4拍子&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	アルビノーニの真骨頂である、深く切ない哀愁を帯びた緩端楽章です。&lt;br /&gt;
	前後の楽章の華やかさとは対照的に、静かで叙情的な世界観が広がります。通奏低音と弦楽器が刻むシンプルな和音の上で、オーボエが人間の歌声のように美しく、物憂げなメロディを朗々と歌い上げます。&lt;br /&gt;
	バロック音楽特有の「引き算の美学」が感じられる、極めて高貴でエモーショナルな名曲です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章:Allegro（アレグロ）調性: ニ長調拍子: 3/8拍子（または12/8拍子などの複合拍子的な躍動感）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	軽快なステップを踏むような、バロック・ダンス風のリズムが特徴のフィナーレです。&lt;br /&gt;
	3拍子系の小気味よいテンポで、全曲を明るく締めくくります。オーボエと第1ヴァイオリンが激しく旋律を追いかけ合う、対位法的なアプローチが随所に見られます。&lt;br /&gt;
	息つく暇もないほどスピーディーで華やかなオーボエのトリルや音階が、聴き手に爽快感を与えます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <dc:date>2026-08-27T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>J.S.バッハ：管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066(J.S.Bach:Orchestral Suite No.1 in C major, BWV 1066)&gt;&gt;&gt;クルト・レーデル指揮:ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 1962年2月録音(Kurt Redel:The Pro Arte Chamber Orchstra of Munich Recorded on February, 1962)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5927</link>
        <description>&lt;h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲と双璧をなすバッハの代表的なオーケストラ作品&lt;/h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲はヴィヴァルディに代表されるイタリア風の協奏曲に影響されながらも、そこにドイツ的なポリフォニーの技術が巧みに融合された作品であるとするならば、管弦楽組曲は、フランスの宮廷作曲家リュリを始祖とする「フランス風序曲」に、ドイツの伝統的な舞踏音楽を融合させたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことは、ともすれば虚飾に陥りがちな宮廷音楽に民衆の中で発展してきた舞踏音楽を取り入れることで新たな生命力をそそぎ込み、同時に民衆レベルの舞踏音楽にも芸術的洗練をもたらしました。&lt;br /&gt;
同様に、ブランデンブルグ協奏曲においても、ともすればワンパターンに陥りがちなイタリア風の協奏曲に、様々な楽器編成と精緻きわまるポリフォニーの技術を駆使することで驚くべき多様性をもたらしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヨーロッパにおける様々な音楽潮流がバッハという一人の人間のもとに流れ込み、そこで新たな生命力と形式を付加されて再び外へ流れ出していく様を、この二つのオーケストラ作品は私たちにハッキリと見せてくれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、自筆のスコアが残っているブランデンブルグ協奏曲に対して、この管弦楽組曲の方は全て失われているため、どういう目的で作曲されたのかも、いつ頃作曲されたのかも明確なことは分かっていません。&lt;br /&gt;
それどころか、本当にバッハの作品なのか？という疑問が提出されたりもしてバッハ全集においてもいささか混乱が見られます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
疑問が提出されているのは、第1番と第5番ですが、新バッハ全集では、1番は疑いもなくバッハの作品、5番は他人の作品と断定し、今日ではバッハの管弦楽組曲といえば1番から4番までの4曲ということになっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	荘厳で華麗な典型的なフランス風序曲に続いて、この上もなく躍動的な舞曲が続きます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	パセティックな雰囲気が支配する序曲と、フルート協奏曲といっていいような後半部分から成り立ちます。終曲は「冗談」という標題が示すように民衆のバカ騒ぎを思わせる底抜けの明るさで作品を閉じます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	この序曲に「着飾った人々の行列が広い階段を下りてくる姿が目に浮かぶようだ」と語ったのがゲーテです。また、第2曲の「エア」はバッハの全作品の中でも最も有名なものの一つでしょう。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	序曲はトランペットのファンファーレで開始されます。後半部分は弦楽合奏をバックに木管群が自由に掛け合いをするような、コンチェルト・グロッソのような形式を持っています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;J.S.バッハ：管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;序曲 (Ouverture)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス宮廷で発展した「フランス風序曲」の典型的な形式（緩-急-緩）で書かれた、全曲中もっとも規模の大きい楽章です。&lt;br /&gt;
	導入部は付点リズムを多用しています。主部はオーボエと第1ヴァイオリンが提示する、快活なフーガ、終結部は冒頭の重厚な雰囲気が戻り、堂々と締めくくります。&lt;br /&gt;
	フーガ部分の途中で、総奏の合間に「オーボエ2本＋ファゴット1本」の木管トリオが独立して登場する、協奏曲のようなスリリングな掛け合いが最大の魅力です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;クーラント (Courante)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「走る、流れる」という意味を持つ、フランス起源の3拍子の舞曲です。バッハはイタリア風の速い「コッレンテ」ではなく、対位法的で上品なフランス風「クーラント」を採用しています。&lt;br /&gt;
	第1ヴァイオリンと第1オーボエが同じ旋律を演奏し、他の楽器がそれを支えながら、流麗で絶え間ない動きを作り出します。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ガヴォット I / II (Gavotte I &amp; II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	小節の真ん中（第3拍目）から始まるのが特徴的な、親しみやすく快活な宮廷舞曲です。「ガヴォットI → ガヴォットII → ガヴォットIという3部形式です。&lt;br /&gt;
	弦楽器と管楽器が一体となった、非常に華やかで推進力のあるメロディが一転して弦楽器が静かになり、木管トリオ（オーボエ2、ファゴット）だけが牧歌的で愛らしい旋律を奏でます。このコントラストが鮮やかです。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;フォルラーヌ (Forlane)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	北イタリア・ヴェネツィア地方の伝統的なダンスに由来する、6/8拍子の快活な舞曲です。4つの管弦楽組曲全体を見渡しても、この「フォルラーヌ」が登場するのはこの第1番だけです。&lt;br /&gt;
	細かく跳ねるような付点リズムが全編を支配します。内声（第2ヴァイオリンやヴィオラ）が刻む独特なシンコペーションのリズムに乗って、どこか哀愁を帯びつつも楽しげなメロディが展開します。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;メヌエット I / II (Menuet I &amp; II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ルイ14世の宮廷で大流行した、優雅で端正な3拍子のステップ舞曲です。ガヴォットと同様に「メヌエットI → II → I」の構成です。&lt;br /&gt;
	弦楽器と木管楽器が引き締まった、格調高く上品な響きを聴かせます。中間部は管楽器が完全に休み、弦楽合奏（ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音）の４声体だけで、静かで内省的な美しいアンサンブルが奏でられます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ブーレ I / II (Bourree I &amp; II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス・オーヴェルニュ地方起源の、非常にテンポが速く、エネルギーに満ちた2拍子の舞曲です。小節の最後の拍（アウフタクト）から勢いよく始まります。&lt;br /&gt;
	こちらも「ブーレI → II → I」の構成です。全曲中で最もスピード感があり、弾むようなリズムが爽快です。&lt;br /&gt;
	中間部は再び木管トリオ（オーボエ2、ファゴット）のみの編成になり、ファゴットが細かく動くベースラインの上で、オーボエがユニゾン（同じ旋律）でユーモラスな掛け合いを見せます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;パスピエ I / II (Passepied I &amp; II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ブルターニュ地方起源の、メヌエットをさらに速くしたような、軽快で急速な3拍子の舞曲です。「パスピエI → II → I」で、全曲のフィナーレを飾ります。&lt;br /&gt;
	弦楽器が細かくスピーディに動く中、オーボエが華やかにその上を舞います。中間部はメロディの仕掛けが面白く、オーボエがパスピエIのメロディをそのまま演奏する裏で、弦楽器が全く新しい対旋律（別のメロディ）を重ねるという、バッハの天才的な対位法技術が光る締めくくりとなっています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5926">
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        <dc:date>2026-08-25T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>ヒンデミット:葬送音楽(Hindemith:Funeral Music)&gt;&gt;&gt;ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団 1958年録音(Rudolf Barshai:Moscow Chamber Orchestra Recorded on 1958)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5926</link>
        <description>&lt;h3&gt;最も迅速に書かれた名曲&lt;/h3&gt;1936年にわずか数時間で作曲された、独奏ヴィオラと弦楽合奏のための作品だそうです。&lt;br /&gt;
クラシック音楽史における「最も迅速に書かれた名曲」の一つとして知られている・・・とか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その背景には以下のような事情があったようです。&lt;br /&gt;
1936年1月、ヒンデミットは自作のヴィオラ協奏曲「白鳥を焼く男」のイギリス初演のためにロンドンに滞在していました。しかし、演奏会直前の1月20日に国王ジョージ5世が崩御します。&lt;br /&gt;
祝祭的な協奏曲の演奏は不適切と判断されましたが、BBCのプロデューサーとヒンデミットは「追悼のための音楽」を急遽演奏することを決定しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
とんでもなく急な話ではあったのですが、国王ジョージ5世が崩御の翌日、1月21日の午前11時から午後5時までのわずか6時間で「葬送音楽」を書きあげます。&lt;br /&gt;
そして、作品が出来上がるとすぐにBBCのラジオ放送を通じて生中継で初演されました。独奏ヴィオラはヒンデミット自身が演奏しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
楽曲の構成演奏時間は約8分で、4つの短い楽章が切れ目なく演奏されます。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章Langsam（遅くに）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	重々しく哀悼の意を表す導入部。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章Ruhig bewegt（静かに動いて）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	内省的で流れるような展開。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章Lebhaft（生き生きと）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	感情が高ぶる激情的なセクション。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第4楽章Choral（コラール）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	バッハも用いた讃美歌「汝の御前にいま進み出で」の旋律が引用され、静かな祈りの中で曲を閉じます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
</description>
    </item>
    <item rdf:about="http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5925">
        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-08-22T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>J.S.バッハ:リュート組曲 第3番 ト短調, BWV 995(Bach:Suite For Lute No.3 In G Minor, BWV 995)&gt;&gt;&gt;(Lute)ヴァルター・ゲルヴィッヒ:1949年11月22日録音(Walter Gerwig:Recorded on November 22, 1949)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5925</link>
        <description>&lt;h3&gt;リュート向けに編曲・再構成&lt;/h3&gt;ケーテン時代に作曲された無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV 1011を作曲者自身がライプツィヒ時代にリュート向けに編曲・再構成した作品です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
バッハのリュート作品群の多くが写本で伝わる中、美しい自筆清書譜が残されている極めて貴重な作品です。&lt;br /&gt;
原曲の無伴奏チェロ組曲 第5番がハ短調だったのですが、バロック・リュートの一般的な調弦完全4度上のト短調へ移調されています。&lt;br /&gt;
また、単旋律弦楽器であるチェロ版では「暗示的」にとどまっていた対位法や低音の動きが、撥弦楽器の特性に合わせて明確な和声・バス声部・装飾音として具現化されています。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Prelude(プレリュｰド)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	重厚な付点リズムによる荘厳な｢グラｰヴェ(Largo)｣の導入部と､3/8拍子による躍動的な｢3声のフｰガ(Presto)｣からなる大規模なフランス風序曲形式｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Tres viste(トレ･ヴィスト)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フｰガ後半から切れ目なく続く疾走感あふれる展開｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Allemande(アルマンド)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	4/4拍子｡原曲チェロ版に比べ､内声と通奏低音風のバスラインが緻密に補強され､重層的なポリフォニｰが際立ちます｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;4&lt;strong&gt;Courante(クｰラント)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	3/2拍子のフランス風クｰラント｡特徴的なリズム交替(ヘミオラ)が随所に現れます｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Sarabande(サラバンド)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	3/4拍子｡第2拍にアクセントを持つ高貴で内省的な楽章｡装飾音と和音の響きが深い祈りのような静寂を生み出します｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Gavotte I &amp; II en Rondeau(ガヴォット I &amp; II･アン･ロンドｰ)&lt;/strong&gt;Gavotte I:&lt;br /&gt;
	 快活な2拍子の舞曲｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Gavotte II en Rondeau&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ロンド形式(A-B-A-C-A)を取り､エピソｰドごとに変化する軽快な楽想が魅力です｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;Gigue(ジｰグ)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	3/8拍子｡フランス風ジｰグの軽妙な付点リズムを刻み､切れ味鋭く全曲を締めくくります｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
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        <title>ヘンリー・パーセル:ヴィオールのための幻想曲集(Henry Purcell:Fantasies For Viols)&gt;&gt;&gt;スコラ・カントゥルム・バジリエンシス・ヴィオール属合奏団:1954年4月29日~5月3日録音(Gambenconsortder Schola Cantorum Basiliensis:Recorded on April 29-May 3,1954)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5924</link>
        <description>&lt;h3&gt;こんなことを書いていましたね。&lt;/h3&gt;&lt;blockquote&gt;私には、ヘンデルやヴィヴァルディ、パーセルなどのバロック時代の、それもとりわけ彼らの器楽作品について一つずつ取り上げてその内容を詳しく紹介する能力はありません。しかしながら、そう言う作品を次々と聞いていると、そのどれもが人の耳には心地よく響くことだけは保障が出来ます。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;
とはいえ、ぼちぼちと一つずつ取り上げて紹介していく必要があるでしょう。まずは、手始めはパーセルです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
イギリスは長く音楽の「消費国」でした。&lt;br /&gt;
そんなイギリスの事を皮肉って「ヘンリー・パーセルの死から、エドワード・エルガーが登場するまでの約200年間、イギリスには世界的な大作曲家が現れなかった」と言われたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
つまりは、そういう言い方をされるほどに、パーセルというのはイギリスにおいて大きな存在だったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヘンリー・パーセル（Henry Purcell, 1659?1695）は、イギリス・バロック音楽を代表する最大の作曲家であり、「英国のオルフェウス（Orpheus Britannicus）」と称えられた天才でした。そして、36歳という短命でありながら、王室、教会、劇場のために多岐にわたる傑作を残し、後世のエルガーやブリテンに至るまでイギリス音楽史に計り知れない影響を与えた存在でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなパーセルが21歳の頃に集中して作曲したとされるのが「ヴィオールのための幻想曲集」でした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当時のイギリスはチャールズ2世の王政復古に伴い、フランスやイタリアの新しい音楽スタイルであるヴァイオリン属の台頭、通奏低音を伴うソナタ形式などに流入していた時期でした。&lt;br /&gt;
これに対し、ヴィオールは多声ポリフォニーを追求する「古風な内省的音楽」でした。&lt;br /&gt;
パーセルはこの時代遅れになりつつあった伝統様式をあえて取り上げ、極めて密度の高い対位法作品群を生み出したのです。&lt;br /&gt;
それは、イギリス・ルネサンスから続く伝統的なコンソート音楽の歴史における一つの到達点であり、同時に「事実上の終止符」を打つ作品となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この曲集は、3声から7声までの多彩な編成で構成されています。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;3声の幻想曲全3曲&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	声部数が少ない分、対位法の透明度が高く、洗練された掛け合いが際立つ。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;4声の幻想曲全9曲&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	曲集の中核。1680年の6月から8月にかけて集中的に書かれた。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;5声の幻想曲1曲&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「一音のインノミナテ (Upon One Note)」として知られる奇想の傑作。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;その他のコンソート&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	6声・7声のインノミナテ、イン・ノミネなどトマス・タリス以来の「In Nomine」主題を用いた伝統的ポリフォニー。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「一音のインノミナテ」とは聞きなれない用語です。AIさんに聞いてみると、こういうことだそうです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;blockquote&gt;5声の幻想曲では、第4声部（テナー）が曲を通じてずっと「C（ド）」の音を全音符で伸ばし続けるという厳密な制約が課されています。&lt;br /&gt;
その周りを他の4つの声部が縦横無尽に複雑なポリフォニーを展開し、全く飽きさせない色彩豊かな和声を生み出すという、パーセルの圧倒的な技法とユーモアが横溢した作品です。&lt;/blockquote&gt;&lt;br /&gt;
だそうです・・・。</description>
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