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        <title>Blue sky label</title>
        <description></description>
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        <title>Yung Site logo</title>
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        <title>ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 「喜び」 Op. 8, No. 6, RV 180(Vivald:Violin Concerto in C Major, Op. 8, No. 6, RV 180, &quot;Il piacere&quot;)&gt;&gt;&gt;(Vn)フェリックス・アーヨ:イ・ムジチ合奏団 1961年9月20日~28日録音(Felix Ayo:Musici, I Recorded on September 20-28, 1961)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5946</link>
        <description>&lt;h3&gt;相反する二つの要素を融合&lt;/h3&gt;「和声と創意の試み」ヴィヴァルディが1725年に出版した全12曲からなるヴァイオリン協奏曲集です。その中の最初の4曲は「四季」と言う名前で認知度は抜群なのですが、残りの8曲となると全くのマイナー曲になります。 &lt;br /&gt;
しかし、ヴィヴァルディが書いたのはあくまでも12曲からなる 「和声と創意の試み」であって、「春」「夏」「秋」「冬」というのは、あくまでも最初の4曲につけたタイトルでした。ヴィヴァルディにはその4曲をセットとして「四季」などと言う作品を書いた覚えはなかったはずです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
全12曲の協奏曲で構成された「和声と創意の試み」は大半がヴァイオリン独奏と弦楽合奏、通奏低音のために書かれています。&lt;br /&gt;
「和声」とは「伝統的な音楽のルール」であって、「創意」とは「自由な独自のアイデア」と言うような意味合いをもっていたようです。彼はその相反する二つの要素を融合させるという思いがあったのでしょう。&lt;br /&gt;
この曲集の特徴は各楽曲には「ソネット（詩）」が書き込まれていることです。そして、そのソネットに添って自然の情景や人々の営みを音でリアルに表現しています。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;全12曲の構成&lt;/strong&gt;&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第1番 ホ長調 RV 269 「春」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第2番 ト短調 RV 315 「夏」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第3番 ヘ長調 RV 293 「秋」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第4番 ヘ短調 RV 297 「冬」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第5番 変ホ長調 RV 253 「海の嵐」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第6番 ハ長調 RV 180 「喜び」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第7番 ニ短調 RV 242 「ピゼンデル氏のための協奏曲」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第8番 ト短調 RV 332&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第9番 ニ短調 RV 236 （オーボエ協奏曲としても演奏されます）&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第10番 変ロ長調 RV 362 「狩り」&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第11番 ニ長調 RV 210&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;第12番 ハ長調 RV 178 （オーボエ協奏曲としても演奏されます）&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 「喜び」 Op. 8, No. 6, RV 180&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章:Allegro&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	眩しい太陽の光が降り注ぐような、圧倒的な明るさを持つ楽章です。合奏と独奏が交互に現れるバロック期の形式で書かれています。&lt;br /&gt;
	冒頭、合奏による全員でのテーマは、シンプルでありながら一瞬で聴き手をワクワクさせるエネルギーに満ちています。&lt;br /&gt;
	その後に登場するソロ・ヴァイオリンは、細かく跳ねるような音符やアルペジオを駆使し、まさに「喜び」に駆られてステップを踏んでいるかのような軽快な超絶技巧を披露します。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章:Largo e cantabile&lt;/strong&gt;前後の楽章とは対照的に、しっとりとした情緒を纏ったカンタービレ）の楽章です。&lt;br /&gt;
	調性も平行調のイ短調へと移り、少し哀愁を帯びた、しかし決して暗くなりすぎない優美な世界観が広がります。&lt;br /&gt;
	ソロ・ヴァイオリンが主役となり、まるでイタリア・オペラのアリアを歌い上げるかのように、長くて美しいメロディを朗々と奏でます。&lt;br /&gt;
	バックのオーケストラは控えめな伴奏に徹し、ソロの繊細な表情の変化を引き立てます。バロック音楽らしい、装飾音による即興的な美しさが映える楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章:Allegro&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	再びハ長調に戻り、輝かしいフィナーレを飾る躍動的な楽章です。&lt;br /&gt;
	3拍子の軽快なリズムに乗せて、音楽が疾走します。第1楽章よりもさらにテンポが速く感じられるような、リズミカルで快活なテーマが特徴です。&lt;br /&gt;
	ソロ・ヴァイオリンの技巧的なパッセージが次々と現れ、オーケストラと対話するように激しく掛け合います。&lt;br /&gt;
	最後はすべての楽器が一体となり、最高潮の「喜び」の余韻を残したまま、力強く華やかに全曲を締めくくります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>J.S.バッハ:カンタータ第51番「全地よ、神を向かえて歓呼せよ」,BWV 51(J.S.Bach:Cantata: &quot;Jauchzet Gott in Allen Landen&quot;, BWV 51)&gt;&gt;&gt;(S)エリーザベト・シュヴァルツコップ:ペーター・ゲルホルン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1950年10月6日録音(Elisabeth Schwarzkopf:(cpn)Peter Gellhorn Philharmonia Orchestra Recorded on October 6, 1950)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5945</link>
        <description>&lt;h3&gt;極めてコンパクトかつ特殊な編成&lt;/h3&gt;バッハの教会カンタータの多くは合唱を伴いますが、この曲はソプラノ独唱、トランペット、弦楽器、通奏低音という、極めてコンパクトかつ特殊な編成で書かれています。&lt;br /&gt;
ソプラノ歌手には、きわめて高い音域と息の長い峻烈な技巧（コロラトゥーラ）が要求されます。&lt;br /&gt;
同時に、トランペットもソプラノと対等に渡り合う華やかなファンファーレを吹き鳴らします。 &lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1曲 アリア(Jauchzet Gott in allen Landen!)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	幕開けと同時に、トランペットが目が覚めるような鮮烈なファンファーレを響かせます。&lt;br /&gt;
	それに続いてソプラノが全く同じ主題を歌い出し、まるでソプラノとトランペットによる二重協奏曲のような華々しい競演が繰り広げられます。&lt;br /&gt;
	「全地よ、神に向かって歓呼せよ！」という歌詞の通り、息の長いコロラトゥーラ（細かい音符による装飾的な旋律）が、宗教的な歓喜を高らかに表現します。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2曲 レチタティーヴォ(Wir beten zu dem Tempel an)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	前曲の熱狂から一転し、弦楽器の落ち着いた和音に乗せて、神への感謝を語りかけるように歌う抒情的な楽章です。&lt;br /&gt;
	バッハはここで、「つたない人間の口（表現）」であっても、神はその真摯な賛美を喜んで受け入れてくれるというメッセージを、優しく穏やかなメロディに託しています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3曲 アリア(Hochster, mache deine Gute)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	全曲のちょうど中心に位置する、内省的で非常に美しい哀愁を帯びたアリアです。&lt;br /&gt;
	12/8拍子という独特のゆったりとしたリズムのなかで、通奏低音の刻むラインに乗せてソプラノが切々と祈りを捧げます。華やかなトランペットをあえて完全に沈黙させることで、神と人間の1対1の深い対話（信仰）が強調されます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第4曲 コラール(Sei Lob und Preis mit Ehren)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	ヨハン・グラウマンの有名な伝統的讃美歌（コラール）「わが魂よ、主を褒め称えよ」の第5節が使われています。&lt;br /&gt;
	音楽的な構造が非常にユニークで、2つのヴァイオリンが16分音符で激しく、かつ緻密な対位法（フーガ風の掛け合い）を繰り広げるストリングス・ウェブ（蜘蛛の巣）のなかを、ソプラノが長い音符で堂々と賛美歌のメロディを歌い上げていきます。&lt;br /&gt;
	この緻密な職人技のようなアンサンブルは、バッハの真骨頂と言えます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第5曲 アリア(Allelujah!)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	第4曲のコラールから切れ目なく演奏される最終楽章です。ここで満を持してトランペットが再び参入し、祝祭的な空気が一気に戻ります。&lt;br /&gt;
	この楽章の歌詞は「アレルヤ（神を讃えよ）」というたった一言だけです。その一言だけで、ソプラノとトランペット、そして弦楽器が複雑に絡み合う「歓喜のフーガ（追いかけっこ）」を展開します。&lt;br /&gt;
	最後はソプラノが最高音域のトリルと圧倒的なコロラトゥーラを披露し、トランペットの華々しいファンファーレとともに、まばゆい光に包まれるように曲を閉じます。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>J.S.バッハ：管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069(J.S.Bach:Orchestral Suite No.4 in D major, BWV 1069)&gt;&gt;&gt;クルト・レーデル指揮:ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 1962年2月録音(Kurt Redel:The Pro Arte Chamber Orchstra of Munich Recorded on February, 1962)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5944</link>
        <description>&lt;h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲と双璧をなすバッハの代表的なオーケストラ作品&lt;/h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲はヴィヴァルディに代表されるイタリア風の協奏曲に影響されながらも、そこにドイツ的なポリフォニーの技術が巧みに融合された作品であるとするならば、管弦楽組曲は、フランスの宮廷作曲家リュリを始祖とする「フランス風序曲」に、ドイツの伝統的な舞踏音楽を融合させたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことは、ともすれば虚飾に陥りがちな宮廷音楽に民衆の中で発展してきた舞踏音楽を取り入れることで新たな生命力をそそぎ込み、同時に民衆レベルの舞踏音楽にも芸術的洗練をもたらしました。&lt;br /&gt;
同様に、ブランデンブルグ協奏曲においても、ともすればワンパターンに陥りがちなイタリア風の協奏曲に、様々な楽器編成と精緻きわまるポリフォニーの技術を駆使することで驚くべき多様性をもたらしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヨーロッパにおける様々な音楽潮流がバッハという一人の人間のもとに流れ込み、そこで新たな生命力と形式を付加されて再び外へ流れ出していく様を、この二つのオーケストラ作品は私たちにハッキリと見せてくれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、自筆のスコアが残っているブランデンブルグ協奏曲に対して、この管弦楽組曲の方は全て失われているため、どういう目的で作曲されたのかも、いつ頃作曲されたのかも明確なことは分かっていません。&lt;br /&gt;
それどころか、本当にバッハの作品なのか？という疑問が提出されたりもしてバッハ全集においてもいささか混乱が見られます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
疑問が提出されているのは、第1番と第5番ですが、新バッハ全集では、1番は疑いもなくバッハの作品、5番は他人の作品と断定し、今日ではバッハの管弦楽組曲といえば1番から4番までの4曲ということになっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	荘厳で華麗な典型的なフランス風序曲に続いて、この上もなく躍動的な舞曲が続きます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	パセティックな雰囲気が支配する序曲と、フルート協奏曲といっていいような後半部分から成り立ちます。終曲は「冗談」という標題が示すように民衆のバカ騒ぎを思わせる底抜けの明るさで作品を閉じます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;J.S.バッハ:管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;序曲 (Ouverture)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	全体の半分近くの長さを占める、圧倒的なスケールを持つフランス風序曲です。フランス風序曲特有の付点リズムが刻まれる、重厚で荘重な部分です。トゥッティによる堂々とした響きが、これから始まる組曲の幕開けを告げます。&lt;br /&gt;
	一転して、軽快で躍動感あふれるフーガが展開されます。&lt;br /&gt;
	バッハは後に、この中間部に華やかな4部合唱を乗せて、教会カンタータ第110番「我らの口は笑いにて満たされん」の第1曲へと編曲しました。&lt;br /&gt;
	再び4分の4拍子に戻り、冒頭の荘厳な付点リズムが回帰して、厳かに楽章を締めくくります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ブーレ I / II (Bourree I / II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス発祥の、アウフタクトから始まる軽快な2拍子の舞曲です。&lt;br /&gt;
	トランペットやティンパニを含む全合奏による、力強く快活な音楽です。&lt;br /&gt;
	一転して弦楽器と管楽器が休み、3本のオーボエとファゴットのみの木管三重奏になります。オーボエが奏でる、少し哀愁を帯びた素朴で流れるような旋律が特徴です。&lt;br /&gt;
	ブーレ II のあと、再び華やかなブーレ I が演奏されます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;ガヴォット (Gavotte)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	4分の4拍子で、小節の真ん中、第3拍目から始まるエレガントな舞曲です。進力のある生き生きとしたリズムが心地よく響きます。&lt;br /&gt;
	オーボエやファゴットが刻むスタッカートのリズムに乗って、第1ヴァイオリンが伸びやかな旋律を歌います。さらに、トランペットがそれを華やかに引き立てる、色彩豊かな楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;メヌエット I / II (Menuet I / II)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	宮廷舞曲の代名詞とも言える、気品漂う3拍子の緩やかな舞曲です。全合奏による、優雅でありながらもニ長調らしい堂々としたメヌエットです。&lt;br /&gt;
	トランペットや木管楽器が沈黙し、弦楽合奏のみで演奏されます。&lt;br /&gt;
	内省的で、さざ波のように揺れ動く弦楽器の細かな動きが非常に美しく、全体の華やかさの中で一息つける繊細な瞬間です。&lt;br /&gt;
	メヌエット II のあと、再びメヌエット I に戻ります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;レジュイサンス (Rejouissance)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	「歓喜」や「お祭り騒ぎ」を意味する、きわめてエネルギッシュな終曲です。バッハの管弦楽組曲の中でも、この第4番にしか登場しない珍しいタイトルです。&lt;br /&gt;
	4分の3拍子の急速なテンポの中、オーケストラ全体が飛び跳ねるような、躍動感あふれるシンコペーションのリズムを刻みます。&lt;br /&gt;
	トランペットのファンファーレと、木管・弦楽器の目まぐるしい掛け合いが最高潮に達し、文字通り「大歓喜」のフィナーレを飾ります。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <title>ルイス・デ・ミラン:「エル・マエストロ」からのファンタジア、舞曲、そしてロマンセ(Luys Milan:Fantasias, Dances And Romances From El Maestro)&gt;&gt;&gt;(Lute)ヴァルター・ゲルヴィッヒ:(T)ベルンハルト・ミヒャエリス 1956年11月30日~12月1日録音(Walter Gerwig:(T)Bernhard Michaelis Recorded on Novembar 30~December 1, 1956)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5943</link>
        <description>&lt;h3&gt;教則本としての先駆的な試み&lt;/h3&gt;ルイス・デ・ミランは、スペイン・ルネサンス期を代表する作曲家、ビウエラ奏者、音楽理論家です。&lt;br /&gt;
詳しいことは伝わってはいないのですが、1500年頃にバレンシアで生まれたとされています。音楽家としてバレンシア宮廷で過ごしたようで、フェルディナンド2世とジェルマン・ド・フォワの宮廷に仕えていたと推測されています。&lt;br /&gt;
また、ポルトガル国王ジョアン3世の宮廷にも滞在したとされ、自身の代表作をジョアン3世に献呈しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、ビウエラとは16世紀のルネサンス期イベリア半島の貴族宮廷で絶大な人気を誇った、現代のクラシック・ギターの直系にあたる撥弦楽器です。&lt;br /&gt;
16世紀当時、ヨーロッパ全土では「リュート」が王家・貴族の楽器として圧倒的な地位を築いていました。&lt;br /&gt;
しかしスペインでは、イスラム支配の歴史からアラビア起源のリュートではなく、スペインで独自に発展した平らな胴体のビウエラが主流となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ミランが残した最大の業績はそのビウエラの世界初の曲集「エル・マエストロ」を出版したことです。&lt;br /&gt;
「エル・マエストロ」は初心者から上級者まで順を追って学習できるよう、2つの部に分かれて緻密に構成されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1部（Parte Primera&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	難易度は比較的一般向け・初中級向けです。&lt;br /&gt;
	モード（旋法）別に整理された独奏ファンタジア、スペイン語のビジャンシーコ（villancico）、ロマンセ（romance）、イタリア語のソネット（soneto）などで構成されています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2部（Parte Segunda）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	難易度はより高度な装飾や複雑なポリフォニーを要求する上級向けです。&lt;br /&gt;
	難易度の高いファンタジア、イタリア調のパヴァーヌ（pavana）、ポルトガル語のビジャンシーコなどで構成されています。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ファンタジア（Fantasia）は全40曲収められており、ミランの創作力の白眉です。&lt;br /&gt;
厳密なImitative Counterpoint（模倣対位法）に基づく厳格なスタイルから、即興的なファンタジー感にあふれる「コンパースを変える（テンポを揺らす）」スタイルまで多彩です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第2部に収められた6曲のパヴァーヌ（Pavan-1~6）は、イタリア宮廷の舞踏リズムを取り入れた優美な作品です。&lt;br /&gt;
3拍子と2拍子が交互・変容して現れる重厚な舞曲で、親しみやすいメロディと美しい対位法が融合しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ビジャンシーコとロマンセ（Villancico &amp; Romance）は伝統的なロマンセ（英雄詩・叙事詩）に基づく歌曲。哀愁を帯びたメロディが特徴です。&lt;br /&gt;
「Falai meus olhos（語っておくれ、私の目よ）」はポルトガル語で書かれた甘美なビジャンシーコとしてよく知られています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに付け加えると、この曲集は教則本として様々な工夫がなされていることが注目されます。&lt;br /&gt;
まず第一に注目されるのは言葉によるテンポ指示がなされていることです。&lt;br /&gt;
楽譜（数字タブラチュア）の各曲頭に、「a priesa（速く）」、「espacio（遅く）」といったテンポ指定や、「アルペジオ部分は遅く、パッセージ（装飾音）部分は速く弾く」といった楽曲内のテンポ変化（ルバート的アプローチ）を明記しました。&lt;br /&gt;
今では当たり前のことですが、そのころは「そんなことは楽譜を見ればわかるだろう」という感じだったのでしょうね。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、音を華やかに彩る即興的トリルやスケール（redoble）の奏法、音の引き伸ばし（corregir el compas）についても具体的指示を与えています。&lt;br /&gt;
声楽曲では、歌唱ラインをビウエラのパート内に赤色数字で示したり、ビウエラ自身が対句を奏でるポリフォニックな書き分けを行っています。&lt;br /&gt;
まさに教則本としての先駆的な試みが詰め込まれていたようです。&lt;br /&gt;
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    </item>
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        <dc:date>2026-09-29T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>ヴィヴァルデ:オーボエ協奏曲 ハ長調, Rv.447(Vivaldi:Oboe Concerto in C major, RV.447)&gt;&gt;&gt;レナート・ファッサーノ指揮:(Ob)レナート・ザンフィーニ ローマ合奏団 1958年発行(Renato Fasano:(Ob)Renato Zanfini Virtuosi Di Roma Published in 1958)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5942</link>
        <description>&lt;h3&gt;協奏曲のスタイルを確立した作曲家&lt;/h3&gt;ヴィヴァルディと言えば「四季」しか思い浮かばない人が多いと思いますが、実は多作な作曲家でした。&lt;br /&gt;
私の手もとにも全集のボックス盤があるのですが、結構な重量物です。&lt;br /&gt;
そして、その大半を占めるのが「協奏曲」のジャンルです。楽譜が残されているものだけでも500曲を超えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後世との関係でいえば、ヴィヴァルディの最大の功績はこの「協奏曲」というジャンルをコレッリなどから引き継いで完成させたことが挙げられます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
コレッリの時代に「協奏曲」といえば基本は「合奏協奏曲」でした。&lt;br /&gt;
「合奏協奏曲」とは聞き慣れない言葉ですが、独奏楽器群（コンチェルティーノ）とオーケストラの総奏（リピエーノ）に分かれ、2群が交代しながら演奏する楽曲のことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヴィヴァルディも最初はこのスタイルで作品を書き始めるのですが、やがて一人の独奏楽器の奏者にオーケストラの総奏が対峙するスタイルに変化していきます。&lt;br /&gt;
そして、3楽章構成を基本として「急ー緩ー急」という「ヴィヴァルディ・タイプ」を確立しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この基本スタイルに大きな影響を受けたのがバッハでした。&lt;br /&gt;
そして、この偉大なバッハに影響を与えた作曲家、と言う文脈で20世紀に入ってから再発見されたのがヴィヴァルディだったわけです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;オーボエ協奏曲 ハ長調, Rv.447&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
「オーボエ協奏曲 ハ長調 RV 447」は、彼が遺した約20曲のオーボエ協奏曲の中で最も規模が大きく、技巧的にも際立った作品です。&lt;br /&gt;
息の長いフレーズや素早いパッセージが多用され、オーボエの表現力が最大限に引き出されています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章;Allegro non molto (ハ長調、4/4拍子)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	オーケストラの堂々とした合奏と、オーボエの華麗なソロが交互に展開するリトルネッロ形式で書かれています。冒頭、オーケストラがハ長調の明るく、地に足の着いた堂々としたメインテーマを奏でます。&lt;br /&gt;
	オーボエが登場すると、16分音符を中心とした非常に細かく素早いパッセージが展開されます。&lt;br /&gt;
	ヴィヴァルディ特有の「同じ音型を繰り返しながら音高を上げて（下げて）いく技法（同型反復＝シークエンス）」が多用されています。&lt;br /&gt;
	オーボエ奏者には一瞬の息継ぎの暇もないほどの、極めて高い息のコントロールと指のコントロール（技巧性）が求められます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章:Larghetto (イ短調、3/4拍子)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	前後の華やかな楽章とは対照的な、深く、哀愁に満ちた緩徐楽章です。イタリアの伝統的な舞曲「シチリアーナ」に由来する、独特な付点リズム（タッタータ、タッタータという揺れるようなリズム）がベースになっています。&lt;br /&gt;
	オーケストラが刻む穏やかな伴奏の上で、オーボエがまるでオペラのアリアを歌うかのような、切なくも美しいメロディを綿々と紡ぎます。&lt;br /&gt;
	短調（イ短調）特有のどこか物憂げな雰囲気の中で、オーボエという楽器が持つ「哀愁を帯びた音色」の魅力が100%引き出される楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章:Minuetto (ハ長調、3/4拍子)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	一見、優雅な宮廷舞曲「メヌエット」の形式をとっていますが、中身はヴィヴァルディらしい躍動感にあふれたフィナーレです。&lt;br /&gt;
	親しみやすいハ長調のメヌエットの主題が提示された後、オーボエがその主題をどんどん細かく、華やかに飾り立てていく変奏曲のような展開を見せます。&lt;br /&gt;
	楽章が進むにつれてソロのパッセージはどんどん細分化され、トリル（2つの音を細かく往復する技法）や大きな音程の跳躍がこれでもかと詰め込まれています。&lt;br /&gt;
	ただ上品なだけでなく、バロック協奏曲の締めくくりにふさわしい、スリリングなスピード感と圧倒的な名人芸（ヴィルトゥオジティ）を楽しめるエネルギッシュな楽章です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;</description>
    </item>
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        <dc:date>2026-09-27T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>マヌエル・ポンセ:南の協奏曲(Manuel Ponce:Concierto del Sur)&gt;&gt;&gt;(Gt)アンドレス・セゴビア:エンリケ・ホルダ指揮 シンフォニー・オブ・ジ・エア 1958年録音(Andres Segovia:(con)Enrique Jorda the Symphony of the Air Recorded in 1958)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5941</link>
        <description>&lt;h3&gt;近代クラシック・ギターへの貢献&lt;/h3&gt;マヌエル・ポンセは「メキシコ音楽ナショナリズムの父」と称される20世紀メキシコを代表する作曲家、ピアニスト、音楽教師です。 &lt;br /&gt;
クラシック音楽の伝統にメキシコの民謡や大衆歌曲の要素を融合させ、それまで顧みられなかった地元のメロディを芸術音楽へと高めました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
メキシコのサカテカス州フレスニージョに生まれ、生後間もなくアグアスカリエンテスへ移住しました。&lt;br /&gt;
幼少期からピアノの才能を発揮し、4歳で姉のレッスン曲を聴き覚えてそのまま弾いたという逸話が残っています。&lt;br /&gt;
9歳の時には、麻疹の療養中に最初の作品「麻疹の行進曲（La Marcha del Sarampion）」を作曲しました&lt;br /&gt;
彼もまた「神童」としてスタートしたわけです。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その後、メキシコシティの国立音楽院で学んだ後、ヨーロッパへ渡りボローニャやベルリンのシュテルン音楽院に留学しました。&lt;br /&gt;
のちに40代後半になってからもフランスへ渡り、パリ・エコール・ノルマル音楽院でポール・デュカスに師事し、近代的な作曲技法をさらに深く吸収しました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ポンセの最大の業績は近代クラシック・ギターへの貢献です。&lt;br /&gt;
世界的なギタリストであるアンドレス・セゴビアと深い親交を結び、彼の依頼によって多くのギター曲を作曲しました。&lt;br /&gt;
初期の後期ロマン派的な甘美な作風から、ヨーロッパ留学を経て印象主義や新古典主義的な要素を取り入れたモダンな作風へと進化しました。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;南の協奏曲&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
ポンセは1926年にセゴビアの依頼でこの曲のスケッチを始めました。しかし、ギターがオーケストラの音量に負けてしまうのではないかという懸念や、スペイン内戦による混乱、第二次世界大戦の影などから、完成までに15年もの歳月を要しました&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
タイトルにある「南（Sur）」とは、ポンセの祖国メキシコの民俗的要素だけでなく、ギターの故郷であり親友アンドレス・セゴビアのルーツでもあるスペイン南部・アンダルシア地方の情景やフラメンコの伝統を指しています。&lt;br /&gt;
木管楽器、ティンパニ、弦楽合奏という室内楽的なオーケストラ編成を巧みに使い、デリケートなギターの音色をかき消さないよう配慮されているのも特徴です。 &lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1楽章：Allegro moderato&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	新古典主義的なソナタ形式。スペイン風のエキゾチックな旋律と、メキシコ風の色彩が交錯する重厚な楽章です。&lt;br /&gt;
	オーケストラによるわずか4小節の小気味よい導入のあと、ソロ・ギターがせき立てるように力強い和音（和音の連続）をかき鳴らして鮮烈に登場します。この第1主題は、どこかフラメンコの「ラスゲアード（かき鳴らし奏法）」を想起させるスペイン的な情熱を孕んでいます。&lt;br /&gt;
	その後、素朴で歌うような第2主題が対比され、展開部へと進みます。&lt;br /&gt;
	楽章の終盤には、ギタリストの見せ場である非常に長大で技巧的なカデンツァが用意されています。7つの部分から構成されるこのカデンツァは、ギターのあらゆる表現力を引き出すように緻密に書かれており、圧巻の聴きどころとなっています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2楽章：Andante&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	優美で、どこか哀愁を帯びた、間奏曲のような性格を持つ緩徐楽章です。1920年代後半、パリでポール・デュカスに師事していた時期の成果（印象主義音楽の影響）が色濃く反映されています&lt;br /&gt;
	。夜のアンダルシアを思わせる静けさの中に、即興的で装飾豊かなギターのメロディが流れます。&lt;br /&gt;
	管楽器の浮遊感のある響きとギターの繊細な掛け合いは、東洋的・日本的な哀愁をも感じさせる不思議な静けさと詩情に満ちています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3楽章：Allegro moderato e festivo&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	タイトルの「フェスティーヴォ（お祭り騒ぎの）」が示す通り、活気に満ちた舞曲風のフィナーレです。&lt;br /&gt;
	跳ねるようなスペインの伝統舞曲セビリャーナスや、メキシコのジャラベなどのステップを思わせる複合リズムに乗って、音楽がフェスティバルのように躍動します。&lt;br /&gt;
	ギターとオーケストラが互いにリズムをぶつけ合い、華やかな掛け合いを展開しながら、最後は第1楽章を締めくくった快活なイ長調へと回帰し、圧倒的な高揚感の中で全曲を華々しく結びます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
</description>
    </item>
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        <dc:date>2026-09-25T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <title>モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」{エクスルターテ・ユビラーテ), K.165(Mozart:Exsultate, Jubilate, K.165/K.158A)&gt;&gt;&gt;(S)エリーザベト・シュヴァルツコップ:ワルター・ジュスキント指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1947年5月26日,28日録音(Elisabeth Schwarzkopf:(con)Walter Susskind Philharmonia Orchestra Recorded on May 26,28, 1947)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5940</link>
        <description>&lt;h3&gt;イタリア的な無頓着さのなかに身を投じても、ザルツブルグを忘れ去りはしなかった事を証明している&lt;/h3&gt;モーツァルトは1772年の10月、彼が16才の時に父とともに3回目のイタリア旅行を行います。目的はミラノで謝肉祭用のオペラを作曲し、そのオペラの演奏を指導する為でした。&lt;br /&gt;
それは前回のミラノ訪問の時にかわされた契約によるものでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
父レオポルドがザルツブルグの宮廷から冷ややかな視線を浴びながらも演奏旅行を重ねたのは、息子モーツァルトにオペラを作曲し、それが演奏される機会をつかむためでした。ですから、ミラノでモーツァルトのオペラを演奏する機会を得ただけでなく、次回の予約まで獲得できた2回目の演奏旅行はレオポルドにとっては大成功と言えるものでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに、モーツァルトはこの3回目のイタリア旅行の直前に新しく大司教に就任したコロレド伯ヒエロニュムスによって宮廷楽士長に任命されています。&lt;br /&gt;
宮廷楽士長と言えばコンサート・マスターのような地位ですから、楽長、副楽長に次ぐナンバー3のポジションです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まさに、この3回目のイタリア旅行はレオポルドにとっては、「神童モーツァルト」を売り出すことから始まった己のプロジェクトが一つの大きな結果をもたらそうとする高揚感に溢れた時期だったと言えます。&lt;br /&gt;
モーツァルトもまた11月初旬にミラノに到着するとすぐにオペラの作曲に取りかかり、12月には姉のナンネルあてに「もう14曲作らなければなりません。 それで出来上りです。 ぼくはオペラのことばっかり考えているので、姉さんに言葉を書かずにアーリアをそっくり書いてしまいそうになるくらいです。」と書き送るほどに気分が高揚していたようです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、そのオペラでは当時の人気歌手だったアンナ・デ・アミーチスが起用されることが決まっていたので、モーツァルトもまた全力を挙げて作品に取り組んだようです。&lt;br /&gt;
しかしながら、この「ルチオ・シラ」の初演はミラノの大公が大幅に遅刻して開演が3時間以上も遅れるという外面的な事情もあって成功とは言い難い結果となりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、アインシュタインは明確に「全体としてこの作品はきわめて不手際であり、ムラが多い」と述べています。つまりは、その思わしくない結果は作品そのものにもあったのです。&lt;br /&gt;
そして、このオペラはミラノでは20回程度は再演されながらも、それ以外の地域では演奏されることはなく、さらに言えば、モーツァルトにイタリアからオペラの依頼が舞い込むことは二度となかったのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
レオポルドにしてみればこれは彼にとっても初めての躓きの石であり、それがこの後のパリ旅行の失敗とコロレド伯との確執へと転がり落ちていく複線となったのかも知れません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしながら、この3回目のイタリア旅行は後世の人々に素晴らしい贈り物を残してくれました。&lt;br /&gt;
それが、この成功とは言い難かった「ルチオ・シラ」に出演したカストラートのラウツィーニのためにモテット「エクスルターテ・ユビラーテ」を作曲したことです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ラウツィーニはマンハイムの宮廷劇場第一歌手だったのですが、「ルチオ・シラ」初演のためにミラノに招かれていたのです。&lt;br /&gt;
そして、彼がいかに優れた歌手であったかはこの作品を聞けば誰しもが納得するはずです。&lt;br /&gt;
このモテットは今もなお、やる気に満ちたソプラノにとっては挑戦のしがいのある難曲であるからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それはもう、声によるコンチェルトです。&lt;br /&gt;
ですから、アインシュタインもまた「中間楽章を導入する短いレチタティーヴォがなければ、この曲はアレグロ、アンダンテ、プレストあるいはヴィヴァーチェの３部を持つミニアトゥール・コンチェルトと異なるところはない。 光輝や「優美さ」において、真の器楽コンチェルトにほとんど劣らない。」と述べているのです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それは別の面から見れば、「イタリア的な光輝や無頓着さのなかに身を投じても、ザルツブルグを忘れ去りはしなかった」事を証明しているのです。&lt;br /&gt;
何故ならば、ザルツブルグの教会音楽がもつ壮麗さはシンフォニー的に着想され、そのシンフォニー的なものはコンチェルト的なものが混ぜ合わされているからです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;1.Aria&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Exsultate, jubilate&lt;br /&gt;
o vos' animae beatae,&lt;br /&gt;
dulcia cantica canendo,&lt;br /&gt;
cantui vestro respondendo,&lt;br /&gt;
psallant aethera cum me.	&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
歌え、歓べ、&lt;br /&gt;
おお、汝ら祝福された魂よ、&lt;br /&gt;
甘き歌を歌いつつ。&lt;br /&gt;
汝らの歌に応え、&lt;br /&gt;
天もわれに和して歌う。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;2.Recitativo ed Aria&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;Recitativo&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Fulget amica dies,&lt;br /&gt;
jam fugere et nubila et procellae;&lt;br /&gt;
exortus est justis inexspectata quies.&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
幸先よく陽は輝き、&lt;br /&gt;
はや雲も嵐もおさまりぬ。&lt;br /&gt;
まさに予期せずして、平安が訪れたり。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;Aria&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Undique obscura regnabat nox,&lt;br /&gt;
surgite tandem laeti,&lt;br /&gt;
qui timuistis adhuc,&lt;br /&gt;
et jucundi aurorae fortunatae&lt;br /&gt;
frondes dextera plena et lilia date.&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
暗き夜にあまねく支配されし折、&lt;br /&gt;
今こそ起きよ、喜びに充てる人々よ、&lt;br /&gt;
汝らこれまで恐れおののきしが、&lt;br /&gt;
幸せなる晩に歓びの声をあげ、&lt;br /&gt;
右手で緑したたる葉と百合の花を捧げよ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ti virginum corona,&lt;br /&gt;
tu nobis pacemdona,&lt;br /&gt;
tu consolare affectus&lt;br /&gt;
unde suspirat cor.	&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
純潔の王冠たる汝よ、&lt;br /&gt;
われらに平安を与えたまえ。&lt;br /&gt;
いずこにか嘆き悲しむ心あれば&lt;br /&gt;
汝こそそれを慰めるべし。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;3.Finale&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Alleluya.	&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
アレルヤ</description>
    </item>
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        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-09-23T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>マラン・マレー:組曲第4番 ニ長調(Marin Marais:Suite No. 4 In D Major)&gt;&gt;&gt;アウグスト・ヴェンツィンガー:(Vdg)ハンネロレ・ミュラー (harpsichord)フリッツ・ノイマイヤー 1956年4月4日~5日録音(August Wenzinger:(Vdg)Hannelore Mulle (harpsichord)Fritz Neumeyer Recorded on April 4-5, 1956)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5939</link>
        <description>&lt;h3&gt;明るく洗練された色彩&lt;/h3&gt;マラン・マレーは、フランス・バロック音楽を代表する作曲家であり、ヴィオラ・ダ・ガンバ（ヴィオール）の歴史上最も重要なヴィルトゥオーゾ奏者です。&lt;br /&gt;
ルイ14世のヴェルサイユ宮廷を中心に活躍したようです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1956年にパリの靴職人の家に生まれる。サン＝ジェルマン＝ロクセロワ教会の少年聖歌隊で基礎教育を受けた後、ヴィオール奏者の巨匠ムシュー・ド・サント＝コロンブに師事します。&lt;br /&gt;
その才能は素晴らしく、入門からわずか半年ほどで師の技量を凌駕したと伝えられます。&lt;br /&gt;
その後、ジャン＝バティスト・リュリに作曲法と管弦楽法を学び、1676年に王立音楽アカデミー（オペラ座）の管弦楽団に入団。1679年にはルイ14世の「王室ヴィオール奏者（Joueur de viole de la musique du Roy）」に任命されました。&lt;br /&gt;
695年から1710年にかけて王立音楽アカデミーのオーケストラ指揮者を務め、自作の歌劇などを上演し、晩年までフランス宮廷音楽の中心人物として君臨しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
マレーの最大の業績は1686年から1725年にかけて出版された5冊の「ヴィオール曲集」です。&lt;br /&gt;
全5巻、500曲を超えるその曲集によって、ヴィオラ・ダ・ガンバ（ヴィオール）の表現力・演奏技法を徹底的に追求しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;組曲第4番 ニ長調&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
ヴィオール曲集第3巻（1711年刊）に収められた作品です。&lt;br /&gt;
同曲集の「ニ短調」組曲（第3番）が深く沈思的な情緒を持つのに対し、このニ長調はヴェルサイユ宮廷の明るく洗練された色彩を色濃く反映しています。&lt;br /&gt;
伝統的な古典舞曲の枠組みに、当時のヴェルサイユ宮廷で好まれた色彩豊かな「キャラクターピース（性格的品名）」や技巧的な変奏曲が融合した全19曲（No. 40~58）の大作です。 &lt;br /&gt;
実際の演奏や録音では、この中から主要な楽曲を抜粋してひとつの組曲として構成されることが多くあります。&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;導入部：即興的な幕開け:組曲の始まりを告げる、自由で即興的な美しい2曲です。&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	40. Prelude（プレリュード）即興的で瞑想的な前奏曲。ヴィオール特有の和音の響きと余韻を十分に響かせ、組曲全体のトーンを決定づけます。&lt;br /&gt;
	41. Fantaisie（ファンタジー）：プレリュードに続き、より活発で自由な展開を見せる幻想曲です。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;伝統的な古典舞曲（核心部）:フランス・バロック組曲の骨組みを成す高貴な舞曲群です。&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	42. Allemande（アルマンド）：ドイツ起源の舞曲。4分の4拍子で、穏やかで流れるようなテンポを持ち、気品ある重厚な雰囲気が特徴です。&lt;br /&gt;
	43. Courante（クーラント）：フランス起源の3拍子の舞曲。複雑な交差リズム（ヘミオラ）や軽快なステップを思わせる上品な躍動感があります。&lt;br /&gt;
	44. Sarabande（サラバンド）：荘厳でゆったりとした3拍子の緩徐舞曲。第2拍目に独特の強調（ため）があり、深い情感と美しさが際立つ名曲です。&lt;br /&gt;
	46. Gigue（ジーグ I） / 47. Gigue（ジーグ II）：軽快なテンポの3部拍子の舞曲。この組曲には贅沢にも2つのジーグが配置されており、活気に満ちた終曲的な役割を果たします。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;多彩なキャラクターピースと小舞曲:当時のフランスで大流行した、具体的な情景や人物を描写した愛らしい楽曲群です。&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	45. La folette（ラ・フォレット）：「おてんば娘」や「気まぐれな娘」といった意味を持つ小品。サラバンドとジーグの間に挟まれ、ユーモラスで軽やかな動きが魅力的です。&lt;br /&gt;
	48. Bouree paysanne（農民のブーレ）：快活な2拍子の舞曲。宮廷風の上品さとは一味違う、素朴で力強い民俗的なリズムを持っています。&lt;br /&gt;
	49. Gavotte（ガヴォット）：小気味よい2拍子の親しみやすい舞曲。&lt;br /&gt;
	50. Petit Rondeau（プティ・ロンドー）：メインのテーマが何度も戻ってくる、短く愛らしい輪舞曲。&lt;br /&gt;
	51. La Chanterelle（ラ・シャントレル／最高音弦）：メヌエット。ヴィオールの最も高い弦（シャントレル）のきらびやかな高音域を活かした優美な曲です。&lt;br /&gt;
	52. La Trompette（ラ・トロンペット／トランペット）：メヌエット。ヴィオールでありながら、宮廷のファンファーレ（トランペット）の響きを模倣した遊び心のある楽曲。&lt;br /&gt;
	53. Double（ドゥーブル）：直前の「ラ・トロンペット」の旋律を、細かい音符で華やかに変奏（装飾）したパートです。&lt;br /&gt;
	54. Rondeau（ロンドー）：落ち着いたロンド形式の楽曲。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;終盤のハイライト：深い感情と圧倒的な技巧&lt;/strong&gt;:組曲の最後は、マレーの真骨頂である劇的な名曲が並びます。&lt;br /&gt;
	55. Plainte（プレント／哀歌）：低音の深く切ない響きを極限まで生かした、胸を打つ葬送の音楽。哀愁を帯びた半音階の進行が美しく響きます。&lt;br /&gt;
	56. Chaconne（シャコンヌ）：この組曲最大の聴きどころ。低音の短い繰り返しのテーマ（低音主題）の上で、ヴィオールが次々と華麗な変奏を展開していく大曲です。徐々に熱を帯びていくドラマチックな構成は圧巻です。&lt;br /&gt;
	57. La Brillante（ラ・ブリランテ／華麗なる作品）：その名の通り、きらびやかで技巧的なスピード感あふれる華やかな小品。&lt;br /&gt;
	58. Charivary（シャリヴァリ／大騒ぎ）：組曲のフィナーレ。当時のお祭りや大騒ぎを模した、エネルギッシュで極めて技巧的な難曲です。ヴィオールの超絶技巧と激しいリズムで圧倒的な大団円を迎えます&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
ヴィオラ・ダ・ガンバ（通常7弦）の弦の調律（D-G-c-e-a-d'）において、ニ長調は開放弦の共鳴が非常に豊かに得られる調性です。&lt;br /&gt;
そのため、音がのびやかに広がり、華麗な音響効果を生み出します&lt;br /&gt;
第3巻が出版された1711年頃は、マレーがルイ14世の宮廷ヴィオール奏者として頂点に立っていた時期であり、演奏技法と作曲技巧の双方が調和した、フランス・ヴィオール音楽の洗練を象徴する組曲です。</description>
    </item>
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        <dc:format>text/html</dc:format>
        <dc:date>2026-09-21T15:00:00+00:00</dc:date>
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        <dc:creator></dc:creator>
        <title>J.S.バッハ：管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068(J.S.Bach:Orchestral Suite No.3 in D major, BWV 1068)&gt;&gt;&gt;クルト・レーデル指揮:(Fl)クルト・レーデル ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 1962年2月録音(Kurt Redel:(Fl)Kurt Redel The Pro Arte Chamber Orchstra of Munich Recorded on February, 1962)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5938</link>
        <description>&lt;h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲と双璧をなすバッハの代表的なオーケストラ作品&lt;/h3&gt;ブランデンブルグ協奏曲はヴィヴァルディに代表されるイタリア風の協奏曲に影響されながらも、そこにドイツ的なポリフォニーの技術が巧みに融合された作品であるとするならば、管弦楽組曲は、フランスの宮廷作曲家リュリを始祖とする「フランス風序曲」に、ドイツの伝統的な舞踏音楽を融合させたものです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことは、ともすれば虚飾に陥りがちな宮廷音楽に民衆の中で発展してきた舞踏音楽を取り入れることで新たな生命力をそそぎ込み、同時に民衆レベルの舞踏音楽にも芸術的洗練をもたらしました。&lt;br /&gt;
同様に、ブランデンブルグ協奏曲においても、ともすればワンパターンに陥りがちなイタリア風の協奏曲に、様々な楽器編成と精緻きわまるポリフォニーの技術を駆使することで驚くべき多様性をもたらしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ヨーロッパにおける様々な音楽潮流がバッハという一人の人間のもとに流れ込み、そこで新たな生命力と形式を付加されて再び外へ流れ出していく様を、この二つのオーケストラ作品は私たちにハッキリと見せてくれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、自筆のスコアが残っているブランデンブルグ協奏曲に対して、この管弦楽組曲の方は全て失われているため、どういう目的で作曲されたのかも、いつ頃作曲されたのかも明確なことは分かっていません。&lt;br /&gt;
それどころか、本当にバッハの作品なのか？という疑問が提出されたりもしてバッハ全集においてもいささか混乱が見られます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
疑問が提出されているのは、第1番と第5番ですが、新バッハ全集では、1番は疑いもなくバッハの作品、5番は他人の作品と断定し、今日ではバッハの管弦楽組曲といえば1番から4番までの4曲ということになっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	荘厳で華麗な典型的なフランス風序曲に続いて、この上もなく躍動的な舞曲が続きます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	パセティックな雰囲気が支配する序曲と、フルート協奏曲といっていいような後半部分から成り立ちます。終曲は「冗談」という標題が示すように民衆のバカ騒ぎを思わせる底抜けの明るさで作品を閉じます。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	この序曲に「着飾った人々の行列が広い階段を下りてくる姿が目に浮かぶようだ」と語ったのがゲーテです。また、第2曲の「エア」はバッハの全作品の中でも最も有名なものの一つでしょう。&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	序曲はトランペットのファンファーレで開始されます。後半部分は弦楽合奏をバックに木管群が自由に掛け合いをするような、コンチェルト・グロッソのような形式を持っています。 &lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
&lt;h4&gt;管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068&lt;/h4&gt;&lt;br /&gt;
&lt;ol&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第1曲:序曲 (Ouverture)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス風序曲の様式に則った､全曲の中で最も規模が大きく､堂々とした楽曲です｡大きく分けて｢3つの部分(緩ｰ急ｰ緩)｣で構成されています｡&lt;br /&gt;
	導入部(緩･グラｰヴェ):｢タッカ､タッカ｣という付点リズムが特徴です｡トランペットのファンファｰレとティンパニの強烈な打撃が鳴り響き､当時の王侯貴族の入場を思わせる圧倒的な威厳と華やかさを持っています｡&lt;br /&gt;
	主部(急･ヴィヴァｰチェ):テンポが速くなり､4分の4拍子の軽快なフｰガ(1つのメロディを各楽器が追いかける形式)へと突入します｡第1ヴァイオリンが提示した活動的なテｰマを､他の楽器が次々と模倣していきます｡&lt;br /&gt;
	途中でトランペットが加わることで､ポリフォニｰ(多声音楽)のテクスチャｰがさらに色彩豊かに彩られます｡&lt;br /&gt;
	終結部(緩):フｰガが興奮のうちに締めくくられると､再び冒頭の荘厳な付点リズムのテンポに戻り､重厚にこの楽章を閉じます｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第2曲:エｰル (Air)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	この曲だけトランペット､ティンパニ､オｰボエが完全に休みとなり､弦楽器(ヴァイオリン､ヴィオラ)と通奏低音(チェロやチェンバロ)だけで演奏されます｡&lt;br /&gt;
	通奏低音が｢オクタｰブ下降するステップ｣を刻み続ける中､第1ヴァイオリンが息の長い､天に昇るような美しいメロディを歌い上げます｡&lt;br /&gt;
	後世にヴィルヘルミが｢ヴァイオリンのG線(最低音の弦)だけで弾ける｣ようにハ長調に移調･編曲したため｢G線上のアリア｣として有名になりましたが､原曲(ニ長調)では高音域の透明感ある響きが魅力です｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第3曲:ガヴォット I / II (Gavotte)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランス起源の2拍子の軽快な舞曲です｡一般的にガヴォットは小節の真ん中(3拍目)から始まりますが､バッハのこの曲もその特徴を持っています｡&lt;br /&gt;
	トランペット､ティンパニを含む全楽器が総動員され､｢タタ･タｰン､タタ･タｰン｣という非常に明快で力強いリズムが刻まれます｡親しみやすく､一度聴いたら耳から離れないキャッチｰなメロディです｡&lt;br /&gt;
	中間部(トリオ)にあたる部分では楽器編成が少し薄くなり､弦楽器を中心としたやや落ち着いた､しかしステップを踏むようなお洒落な音楽へと変化します｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第4曲:ブｰレ (Bourree)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	フランスのオｰヴェルニュ地方に起源を持つ､4分の2拍子の非常に急速な舞曲です｡弱起(アウフタクト)と呼ばれる､小節の最後の拍(アップビｰト)から始まるのが特徴です｡&lt;br /&gt;
	わずか数分で駆け抜ける短い楽章ですが､推進力に満ちています｡第1ヴァイオリンとオｰボエがユニゾン(同じメロディ)で､飛び跳ねるようなスタッカｰト混じりのテｰマを演奏します｡&lt;br /&gt;
	それに呼応するように､トランペットが鋭いアクセントを打ち込み､祝祭的な興奮をさらに高めます｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
	&lt;li&gt;&lt;strong&gt;第5曲:ジｰグ (Gigue)&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;
	組曲全体のフィナｰレを飾る､イギリス･アイルランド起源の8分の6拍子の急速な舞曲です｡タタタ･タタタという3拍子系のリズミカルな波動が地を這うように進みます｡&lt;br /&gt;
	バッハのジｰグとしては珍しく､複雑なフｰガ形式ではなく､ホモフォニｰ(明快なメロディと伴奏の関係)に近い分かりやすい構造をしています｡&lt;br /&gt;
	トランペットとティンパニが三度､最高潮に鳴り響き､オｰケストラ全体が一体となって圧倒的な歓喜とエネルギｰの中で全曲を締めくくります｡&lt;/li&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/ol&gt;&lt;br /&gt;
</description>
    </item>
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        <dc:format>text/html</dc:format>
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        <title>ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調, Op.92(Beethoven:Symphony No.7 in A major, Op.92)&gt;&gt;&gt;エーリッヒ・クライバー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1950年5月録音(Erich Kleiber:Royal Concertgebouw Orchestrar Recorded on May, 1950)</title>
        <link>http://www.yung.jp/yungdb/op.php?id=5937</link>
        <description>&lt;h3&gt;深くて、高い後期の世界への入り口&lt;/h3&gt;｢不滅の恋人｣は｢アマデウス｣と比べるとそれほど話題にもなりませんでしたし､映画の出来そのものもいささか落ちると言わなければなりません｡しかし､いくつか印象的な場面もあります｡(特に気に入ったのは､クロイツェル･ソナタの効果的な使い方です｡私ははこの曲が余りよく分からなかったのですが､この映画を見てすっかりお気に入りの曲になりました｡これだけでも､映画を見た値打ちがあるというものです｡)&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それにしても､｢アマデウス｣でえがかれたモｰツァルトもひどかったが､｢不滅の恋人｣でえがかれたベｰトｰベンはそれに輪をかけたひどさでした｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
第9で､｢人類みな兄弟!!｣と歌いあげた人間とは思えないほどに､｢自分勝手｣で｢傲慢｣､そしてどうしようもないほどの｢エキセントリック｣な人間としてえがかれていました｡一部では､あまりにもひどすぎると言う声もあったようですが､私は実像はもっとひどかったのではないかと思っています｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
偉大な音楽家達というものは､その伝記を調べてみるとはっきり言って｢人格破綻者｣の集まりです｡その人格破綻者の群の中でも､とびきりの破綻者がモｰツァルトとベｰトｰベンです｡&lt;br /&gt;
最晩年のぼろ屑のような格好でお疾呼を垂れ流して地面にうずくまるベｰトｰベンの姿は､そのような人格破綻者のなれの果てをえがいて見事なものでした｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
不幸と幸せを足すとちょうど零になるのが人生だと言った人がいました｡これを才能にあてはめると､何か偉大なものを生み出す人は､どこかで多くのものを犠牲にする必要があるのかもしれません｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この交響曲の第7番は､傑作の森と言われる実り豊かな中期の時期をくぐりぬけ､深刻なスランプに陥ったベｰトｰベンが､その壁を突き破って､後期の重要な作品を生み出していく入り口にたたずむ作品です｡&lt;br /&gt;
ここでは､単純きわまるリズム動機をもとに､かくも偉大なシンフォニｰを構築するという離れ業を演じています｡(この課題に対するもう一つの回答が第8交響曲です｡)&lt;br /&gt;
特にこの第2楽章はその特徴のあるリズムの推進力によって､一つの楽章が生成発展してさまをまざまざと見せつけてくれます｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この楽章を｢舞踏の祝祭｣と呼んだのはワｰグナｰですが､やはり大したものです｡&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そしてベｰトｰベンはこれ以後､凡人には伺うこともできないような｢深くて｣｢高い｣後期の世界へと分け入っていくことになります｡</description>
    </item>
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